ハワイで結婚式を挙げたい。そんな憧れはあっても、実際にどこの式場があるのか、どうやって申し込めば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。
海外挙式となると、日本国内での結婚式よりも情報が少ないことがハードルを上げる大きな要因のひとつでもあります。
この記事では、2024年にハワイで結婚式を挙げた筆者が、ハワイの挙式会場の探し方から申込み方法、人気の挙式会場を解説します。
- 2024年にモアナ・チャペルで結婚式を挙げました!
- ハワイ渡航経験15回以上のハワイ好き
- 旅行会社勤務歴10年以上
- ハワイ結婚式の種類や特徴は?
- 人気のハワイ挙式会場はどこ?
- どこのウェディング会社・旅行会社で予約できる?
ハワイ結婚式|式場の種類や特徴
教会挙式
教会挙式の特徴
地元の人々が礼拝を行う、本物の教会のことです。
結婚式でハワイの重要文化財や歴史建造物に指定されている、由緒正しい教会も多く存在しています。
内観も、壮大なステンドグラスが広がる教会や、木の温もり溢れるレトロな教会など様々です。
メリット
昔ながらの歴史がある建物の中で、本格的な結婚式を挙げられることができます。
厳かな雰囲気は教会式ならでは!
教会がなくなる可能性は限りなく低いため、思い出の場所としていつまでも存在し続けることでしょう。
チャペル挙式に比べると比較的費用が安いこともメリットの一つです。
デメリット
あくまで宗教施設としての教会なので、礼拝だったり、宗教イベントがある日は利用できません。
予約できる日に限りがあるので、余裕をもった申し込みが必要となります。
また、多くの教会はワイキキ中心地から距離があるため、車で移動する必要があります。
ゲストが多いと送迎の手間がかかるのがデメリットと言えるでしょう。
チャペル挙式
チャペル挙式の特徴
チャペルとは、簡単に言えば「結婚式場」のことです。
宗教的な意味合いはないため、結婚式を行うことを目的とした建てられた施設となります。
挙式のセレモニーについては、牧師先生による記念式で行われることが大半です。
メリット
ワイキキビーチ周辺のホテルに併設されたチャペルも多いので、宿泊ホテルと挙式会場を同じにすれば、移動する必要がありません。
ドレスやを着ていると思った以上に疲れるから安心!
もし参列者が異なるホテルに泊まったとしても、徒歩圏内で移動できる場合がほとんどなので、挙式が終わったらすぐにホテルに戻ったり、ワイキキ周辺で観光できるのもポイントです。
モアナ・サーフライダーやハレクラニ、ロイヤルハワイアンホテルなど、日本人に人気が高いホテルもチャペルを持っているので、憧れのホテルで結婚式を挙げることもできます。
デメリット
ハワイのチャペルは、日系企業が日本人のために経営している商用施設であることも多いです。
ハワイの伝統や歴史を重視したいという人には向かないでしょう。
人気の低いチャペルは閉鎖になる可能性もあるので、将来的に自分たちが挙げたチャペルがなくなる可能性もないとは言い切れません。
ガーデンウェディング
ガーデンウェディングの特徴
ガーデンウェディングは、屋外で行う挙式スタイルです。
海外では、ガーデンやビーチなど開放的な空間でナチュラルな結婚式がメジャーなため、ハワイでもガーデンウェディングの選択肢は数多く存在します。
ガーデンウェディングの会場は、ホテルやゲストハウスなどさまざまです。
メリット
緑に囲まれた空間や、海の見える景観など、自然あふれる景色の中で結婚式を挙げることができるのはハワイだからこそ。
また、部屋の大きさに左右されることがないので、バージンロードの長さや座席のレイアウトなどの自由度が高いのもメリットです。
外を生かした演出も素敵!
デメリット
天候に左右されるのが最大のデメリットです。
ガーデンウェディングを検討している場合、ハワイで雨季とされる11月〜3月は避け、乾季の4月〜10月をおすすめします。
また、日差しは一年中強いので、外での結婚式は暑い可能性があります。
日本と比べると湿気が少ないので不快感は少ないですが、かなり眩しいことは考慮に入れておきましょう。
ハワイ結婚式|予約方法
日本からハワイの挙式を予約する場合、チャペルや教会に直接申し込むことはほとんどありません。
いくつか申込方法があるのでご紹介します。
国内プロデュース会社を通して申込む
日本にオフィスがあり、日本で結婚式の打ち合わせを行います。
挙式だけではなく、アフターパーティやフォトウェディングなど、全てをトータルプロデュース可能なのが特徴です。
ハワイを含めた、リゾートウェディングを取り扱っている大手の会社として有名なのが「ワタベウェディング」や「アールイズ・ウエディング」です。
現地プロデュース会社を通して申込む
現地に拠点を置いている、プロデュース会社です。
日本にオフィスがないため、前日までの打ち合わせは基本的にメールで行います。
国内プロデュース会社や旅行会社よりも、価格が安い傾向にあります。
また、大手プロデュース会社で取り扱っていないローカルな会場が見つかることも。「Issei Company」は現地プロデュース会社として信頼と実績が高く定評があります。
旅行会社を通して申込む
JTBウエディングやHIS アバンティ&オアシスといった旅行代理店を経由して申し込む方法です。
旅行会社によっては、ウェディング商品を取り扱っているところがあり、代理で販売を行っています。
大元の運営会社は先に紹介したプロデュース会社なので、挙式の演出や当日の流れなどの打ち合わせはプロデュース会社が保有する別の場所で行います。
航空券やオプショナルツアーなども一緒に予約できるので、全部任せてお願いすることもできます。
会社によって取り扱う式場が異なる
プロデュース会社によって、それぞれ取り扱っている式場が異なるので注意が必要です。
例えば、私が結婚式を挙げたモアナ・チャペルは、プロデュース会社の中では「アールイズ・ウェディング」でしか取り扱いがありません。
旅行会社であれば、複数のプロデュース会社の式場を取り扱っている場合もあるので、気になる式場がたくさんある場合は、一度旅行会社で一括相談することをおすすめします。
ハワイ結婚式|人気の式場を紹介
海の見えるチャペルやハワイの歴史が詰まった伝統的な教会など、ハワイには魅力的な結婚式場がたくさんあるので悩みますよね。
私はせっかくならハワイらしい景色が楽しめる式場がいいな〜
ここからは、ハワイで人気の式場をご紹介します。
海が見える抜群のロケーション!おすすめのチャペル式場
【ワイキキ地区】ザ・モアナ・チャペル(モアナ・サーフライダー内)
ハワイを訪れたことがある人なら誰もが目にしたことがあるであろう、ハワイ最古の伝統と格式を誇る「モアナ・サーフライダー」内にあるチャペル。
白亜のチャペルはオーシャンフロントで、中からはワイキキビーチとガーデンを見渡すことができます。
チャペル内でのセレモニーが終わったら、ガーデンにも出られるので一石二鳥!
ワイキキのど真ん中なので、家族や友人を招待しての結婚式でも移動が少なくて済みます。
- 収容人数:約50人
- 住所:2365 Kalākaua Ave, Honolulu, HI
- 主な手配会社:
アールイズ・ウエディング
JTBウエディング
【カカアコ地区】ザ・テラス・バイ・ザ・シー(ナウパカチャペル・カウイチャペル)
海とダイヤモンドヘッドの両方を望むことのできるチャペル。
ワイキキから10分ほどの距離にもかかわらず、落ち着いたプライベート空間が広がります。
白亜のナウパカチャペルと、ウッド調の落ち着いたカウイチャペルの2つのチャペルがあります。
どこを切り取っても絵になる空間は、ハワイらしい結婚式を挙げたいカップルにおすすめです。
- 収容人数:60人
- アクセス:53 Ahui St, Honolulu, HI 96813
- 主な手配会社:
Motif(モチーフ)
JTBウエディング
【コオリナ地区】コオリナ・チャペル・プレイス・オブ・ジョイ
ハワイ屈指の高級リゾート地であるコオリナ地区にあるチャペル。
真っ白なチャペルに入ると、碧い海と白砂のビーチがガラス窓一面に広がります。
挙式中も周囲の景色を見渡せるように設計されたハワイ初のガラスチャペルです。
まさに、ハワイウエディングの憧れがすべて詰まったロケーションです。
重厚感のある落ち着いた雰囲気!おすすめの教会式場
【ワイキキ近郊】キャルバリー・バイ・ザ・シー教会
キャルバリーバイザシー教会は、静かな海沿いの高級住宅街に位置する、「唯一の海に面した本格教会」です。
四方ともガラス張りの内装からは、一面に広がる海やパームツリーが見えるため、ハワイらしい結婚式を挙げることができます。
オールドハワイアンな雰囲気が特徴で、多くの芸能人も結婚式を挙げた人気のある会場です。
- 収容人数:350人
- アクセス:5339 Kalanianaʻole Hwy, Honolulu, HI ワイキキ中心より車で30分
- 主な手配会社:
Issei Company
First Wedding
TUTUリゾートウェディング
【ワイキキ近郊】セント・アンドリュース教会
19世紀中期を司ったカメハメハ4世の命によって、100年近い歳月をかけ建造された教会。
総石造りのフランス・ゴシック様式の建物内には、壮大なステンドグラスが広がります。
ハワイ感は薄れますが、中世ヨーロッパの雰囲気があふれるTHE教会式に憧れる方にはぴったりです。
- 収容人数:750人
- アクセス:229 Queen Emma Square, Honolulu, Hl ワイキキより車で約20分
- 主な手配会社:
クチュールナオコウェディング
JTBウエディング
【ホノルル空港周辺】モアナルア・コミュニティ教会
ホノルル空港の北モアナルア・ガーデンの程近くにある教会。
ハワイ州の重要文化財、歴史的建造物に指定されている貴重な建物です。
自然に囲まれ、落ち着いた外観もさることながら、ここの最大の特徴は、エントランスの壁一面を埋め尽くす、壮大なステンドグラス。息を呑むような美しさが広がります。
プライベート感溢れる空間の中、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
- 収容人数:150人
- アクセス:20,Bougainville Drive., Honolulu, HI ワイキキより車で約30分
- 主な手配会社:
HIS アバンティ&オアシス
Issei Company
緑あふれる空間!おすすめのガーデンウェディング式場
【カハラ地区】ザ・カハラ・ホテル&リゾート
「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」は、世界各国のセレブリティに愛されるカハラ地区の代表的ホテル。
その敷地内のエメラルドグリーンに輝くビーチフロントで行う、ガーデンウエディングです。
鮮やかな緑の芝生のバージンロード、目の前に広がるコバルトブルーの海はまさに絶景です。
海外ドラマさながらのウェディングを挙げることができます。
- 収容人数:40人
- アクセス:5000 Kahala Ave.Honolulu, HI ワイキキより車で20分
- 主な手配会社:
ワタベウェディング
JTBウエディング
HIS アバンティ&オアシス
【コオリナ地区】アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ
ディズニー好きにおすすめ!
ワイキキから車で約50分、コオリナに佇む「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ」。
緑豊かなガーデンで行われるセレモニーでは、ミッキーマウスをはじめとする憧れのディズニーキャラクターが登場し、新郎新婦をお祝いしてくれます。
ディズニーならではホスピタリティや演出も一生の思い出になるでしょう。
- 収容人数:50人
- アクセス:92-1185 Aliinui Dr, Kapolei, HI ワイキキより車で約45分
- 主な手配会社:
ワタベウェディング
JTBウエディング
HIS アバンティ&オアシス
実体験:結婚式場の探し方から決定まで
ここまでの説明で、ハワイにはバラエティ豊かな結婚式場があることはわかったと思います。
では、どうやって自分好みの式場を見つければいいのでしょうか。
日本みたいに直接式場を見ることはできないから難しいですよね
私が実際に行った、結婚式場の探し方から決定までの流れを解説します。
興味のある式場を絞り込む
まず初めは、結婚式場に求める、新郎新婦お互いの希望を洗い出しました。
日本で結婚式をあげる場合でも、「立地」「会場の雰囲気」「料理の内容」など、絶対に外せない条件があるのは同じだと思います。
私たちが考える、最低限の条件は以下の通りでした。
新郎:海が見える式場
新婦:海が見える白いチャペル。ワイキキ地区。
この希望から、「海が見える」「内装は白」「ワイキキ地区」の3つに合致する式場を洗い出しました。
ロケーションにこだわりたい、ゲストが多いので利便性を取りたい、とにかく安い場所がいいなど、カップルによって希望はそれぞれだと思います。
まずは、お互いにとって外せない条件を挙げることが第一ステップです。
取り扱う会社を探す
ある程度絞り込めたら、それぞれの式場を取り扱っているプロデュース会社や旅行会社を探します。
ゼクシィを利用すれば、会場ごとに手配可能な会社を探すことができるので便利です。
私も式場探しの時は利用させていただきました。
現地プロデュース会社であれば、式場の名前で検索をすれば出てくると思うので、サイトから直接問い合わせをしてください。
各会社に問合せ・見積もりを依頼する
取り扱っている会社が見つかったら、見積もりを依頼しましょう。
国内プロデュース会社や旅行会社の場合、見積りをもらうことだけは難しく、一度店舗に相談にいくか、オンライン相談をする必要があります。
相談会では、国内ウェディングと同様、初回契約特典などの営業がかかる場合もありますが、迷っている場合は一度持ち帰って検討しましょう。
一方で、現地プロデュース会社の場合は、簡単な問い合わせだけで料金表を送ってくれたので、とても良心的でした。
比較検討し、会場決定
持ち帰った情報を比較して、メリット・デメリットを洗い出します。
国内式場とは異なり、直接会場を見ることができないので、相談会で聞いた情報のほかに口コミも重要です。
ゼクシィやWedding Park海外では、過去に結婚式を挙げた花嫁さんたちの口コミが寄せられているので参考になりました。
また、会場だけではなく、プロデュース会社の評判も見ておきましょう。
国内で打ち合わせを担当してくれるスタッフと、現地スタッフは異なるので、現地での対応もチェックしておくことが大切です。
まとめ
今回は、ハワイの挙式会場の探し方から申込み方法、人気の挙式会場を解説しました。
一生に一度の結婚式なので、じっくり検討して、素敵な挙式を挙げてくださいね。