アメリカに行くときにはESTAが必要と聞いたけど自分で申請できるか不安…。
家族でハワイに行くんだけどESTAを一括で申請する方法を知りたい。
そんな悩みにお答えします。
- ESTAグループ申請の流れを画像付きで詳しく解説
- ESTAグループ申請時の注意点
- 申請代行サイトを利用する際の注意点
アメリカ本土やハワイに旅行する場合に必ず必要となる「電子渡航認証システム(ESTA)」。
ESTAの申請が完了していないと、アメリカに入国することができないので、早めに申請しておきたいですよね。
しかしながら、「申請方法が難しそうでわからない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
特に旅行に慣れていない友人が一緒だったり、大人数での旅行だと、誰かが申請漏れしてしまうケースがあるかもしれません。
この記事では、ESTA申請を一つのグループでまとめて申請する方法を解説します。
代表者がまとめて申請することによって、申請漏れを防ぐことができるのでぜひ活用してみてください。
ESTAとは?
電子渡航認証システム(ESTA)は、アメリカへの短期訪問目的でビザが不要な国の旅行者が、アメリカに入国する前に必要な電子認証です。
ESTA申請はオンラインで行われ、申請者の個人情報や渡航目的が入力されます。
つまり、短期旅行で日本人がアメリカ(ハワイ、グアムを含む)に行く際には、必ず申請する必要があります。
ESTAの申請対象
アメリカ以外の国に居住し、ビザ免除プログラム(VWP)に参加している国の国籍を持つ人々が対象です。
ただし、過去にアメリカ入国を拒否されたり、犯罪歴がある場合はESTAを取得できないことがあります。
90日を超える滞在や就労、留学目的で渡米する場合は、ビザが必要となります。
ESTAの申請料金
2024年現在、ESTA申請時には一人当たり21ドルの申請料金を支払う必要があります。
申請料金はESTA申請サイトを通してクレジットカードかPaypalで支払うことができます。
- MasterCard
- VISA
- American Express
- Discover(JCBを含む)
ESTAの有効期限
一度ESTAの認証を受けると2年間有効です。
2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になるので、新しいパスポートで再申請が必要となります。
家族・友人分を一括申請したい!ESTAのグループ申請方法
ESTAには「個人による申請」と「グループによる申請」の二種類があります。
個人による申請は、一人一人個別にESTA申請を行いますが、グループによる申請の場合は、代表者が一括で申請することができます。
今回、6人でハワイへ行くためにグループ申請を行なったので、その手順を画像付きで紹介します。
ESTA申請から完了までのステップ
ESTAの公式申請サイトを開く
ESTAの公式申請サイトを開きます。
申請サイトはデフォルトでは英語表記となっています。
右上のアメリカとイギリスの国旗マークにカーソルを当てると、切り替え可能な言語一覧が表示されるので、日本語をクリックします。
グループを作成
新規にグループを作成する
↓
グループによる申請
↓
セキュリティに関する通告が表示されるので「確認して続行」
↓
グループ申請の代表者の情報を入力
- 姓名
- 生年月日
- 電子メールアドレス(確認を含め2箇所)
「操作の継続」をクリックします。
電子メールの確認が表示されるので「コードを送る」をクリック。
すると、入力したメールアドレス宛に認証コードが届きます。
認証コードを入力すると、グループが作成されます。
新規の申請者を追加
ここから個人のESTA申請を行います。
免責事項に合意
合意し、先に進んでください。
パスポート情報を撮影・アップロード
最初にアップロードしてもいいですし、次の「申請者情報」入力中でもアップロード可能です。
パスポートは先に撮影しておくことをお勧めします。
申請者情報を入力
パスポートに記載されている情報に従って、氏名、パスポート番号、発行国、発行日、有効期限などを入力します。
最後にメールアドレスを入力すると、メールアドレス宛に確認コードが届きます。確認ができたら先に進めます。
個人情報を入力
住所や電話番号といった連絡先情報、両親の名前、勤務先情報を入力します。
両親の申請時、両親の両親(祖父母)は亡くなっているので入力を悩みましたが、存命でなくても入力することをおすすめします。
渡航情報を入力
米国内での連絡先情報(宿泊先)、緊急連絡先情報を入力します。
私の場合はモアナサーフライダーに宿泊したので、宿泊先の住所と電話番号を入力しました。
適格性についての質問
病歴や犯罪歴などの質問項目が並んでいるので、「はい」か「いいえ」を選択します。
多くの場合は全て「いいえ」を選択することになると思います。
最後に「申請内容に関する証明」をクリックし、次に進みます。
申請内容の確認
これまでの入力内容に問題ないか確認します。
特に、氏名のスペルやパスポート番号に間違いがないかよく確認してください。
グループ人数分同様の申請を繰り返す
これで申請が完了しました。
あとは、グループ人数分同じ作業を繰り返しましょう。
6人分申請するのは結構大変でした…。
支払い
全員の申請が完了したら、申請代金をまとめて支払いしてください。
審査中は申請状況に「認証は保留中です」と表示されるので、しばらく経ってから認証か拒否かの確認を行ってください。
私の場合は、1時間足らずで承認されました。
無事に承認されれば、ESTAの申請は完了となります。
お疲れさまでした!
代表者がESTA申請をまとめて行う際のポイント
グループ申請の場合、家族や友人の情報を代表者がまとめて申請しなくてはいけません。
なるべく一度に効率よく申請するためのポイントをまとめました。
必要な情報を前もって収集しておく
実際に情報を入力していくとわかるのですが、結構細かい情報を求められます。
その都度確認していると時間がかかってしまうため、グループメンバーに以下の情報は申請前にもらっておくようにしましょう。
- パスポート写真(顔写真の写っているページ)
- 氏名 ※パスポートに記載あり
- 生年月日 ※パスポートに記載あり
- パスポートの発行日 ※パスポートに記載あり
- 現住所
- 出生した市区町村(都道府県レベルでOK)
- 自宅の電話番号または携帯番号
- 両親の名前
- 勤務先の名前(過去に勤務経験がある場合)
- 勤務先の住所(同上)
- 緊急連絡先の名前(ない場合はUNKNOWNと記載すればOK)
- 緊急連絡先の住所(同上)
- 緊急連絡先の電話番号(同上)
- 緊急連絡先のメールアドレス(同上)
私は、まず自分の申請を行って、聞かないと申請できない情報をまとめて全員に確認しました。
そうすることで、全員分の情報が集まってから一度に申請作業をすることができたので、時間もかからずスムーズに完了できました。
メールアドレスは代表者のものに統一する
前述の申請方法に記載した通り、申請者情報の入力後、メールアドレス宛に確認コードが届きます。
この確認コードを入力しないと、以降の作業に進めないため、メールアドレスは代表者のものに統一することをおすすめします。
そうでないと、相手のメールに届いた確認コードをリアルタイムで聞かないといけないことになるので、とても面倒です。
家族全員、同じメールアドレスを設定しても問題ありませんでした。
ESTA申請代行サイトって?注意点とおすすめしない理由
ESTA申請で検索すると、申請代行サイトを目にすることがあります。
米国政府はESTAの登録代行に対して制限を設けていないそうです。
そのため、さまざまな会社が登録代行業を行なっています。
ここでは、ESTA申請代行サイトの注意点と代行サイトを使うことをおすすめしない理由を説明します。
代行サイトに依頼すると手数料が上乗せされる
代行業なので当然ですが、ESTA申請代行サイトに依頼すると、正規の申請料にプラスして手数料を支払う必要があります。
業者の手数料は6,000円程度が相場のようです。
申請人数によって手数料が上乗せされていくかどうかは定かではありませんが、決して安い金額ではありません。
詐欺の場合もあるのできちんとした会社か見極める
日本の会社を装って、詐欺を働く中国や韓国のサイトも多いとのことです。
もしも代行サービスを利用したい場合は、日本の旅行会社や航空会社など、名の知られた会社のサービスを利用することをおすすめします。
例えば、JALやANAも代行サービスを行なっています。
手数料が安すぎる会社や、どこかわからないような会社に依頼するのはとても危険なので、避けましょう。
ESTAの申請は難しくない&日本語に対応しているので自分で申請可能
ESTAの申請は、インターネットさえ使えれば、それほど難しいものではありません。
私が説明した手順通りに申請すれば、ほとんどの方が自分で申請できるのではないかと思います。
日本語にも対応しているので、英語がわからないといった心配もありません。
わざわざ代行サービスを使うメリットはないので、まずは自分で申請してみることをおすすめします。
まとめ
この記事では、ESTA申請のグループ申請のやり方を解説しました。
ESTAはアメリカ本土やハワイに旅行するときには必ず申請が必要です。
この記事を参考にしながら、忘れずに申請するようにしましょう!